- IronFXの過去の事件とは
- IronFXはSCAM(詐欺)認定された?
- IronFXのメリット
- IronFXのスプレッドなど
IronFXについて調べると、「詐欺」「絶対に使ってはいけない」など悪い評判ばかり目立ちます。
しかしIronFXはサービス開始から10年を超える中堅ブローカーで、一部のユーザーからは一定の支持がある業者。
ではなぜ悪い評判が多いのか、徹底解説していきます。
IronFXはお騒がせFX業者
実は、IronFXは過去に顧客の信頼を失う事件をいくつも起こしていたのです。
日本向けサービスから急な撤退
IronFXは2014年にいきなり日本からの撤退を発表しました。
IronFXが日本撤退をした理由は、金融庁からの許可を取得するためでした。
IronFXを利用していた日本人トレーダーには新規の口座開設や追加の口座開設ができないうえ、
- ポジションの強制決済
- 含み損から損失が確定
- ボーナスの利用停止
- 口座の使用停止
などが行われました。
また、出金手続きもまともにしてもらえない、サポート対応もしてもらえないといったトレーダーも続出。
IronFXのこのような行為に対し、日本人トレーダーたちは泣き寝入りするほかなかったそうです。
その後結局、多くの日本人トレーダーを犠牲にして取得しようとした日本の金融庁の許可もIronFXは取得できませんでした。
そしてなんとIronFXは突然日本撤退からわずか一年後に、何事もなかったかのように日本人向けサービスを再開したことから「あまりにも身勝手すぎる」と不満の声があがってしまいました。
IronFXの日本撤退に関する公式見解は、以下の通りです。
日本撤退に関するIronFX公式見解
IronFXは実際、過去に日本撤退を行っており、事前予告があった上でのやむをえない処置として保有中のポジションの決済・トレード口座を停止させていただいたことがあります。
ただ、強制決済・出金拒否の事実はなく、誤った情報が誇張して取り上げられています。
実際に起こった出来事を時系列で説明しますと、2014年~2015年に日本国内での営業ライセンスの取得を目指していましたが、日本の金融庁からの通達により、日本市場からの一時撤退を余儀なくする事になり、事前予告の上、既存の日本人ユーザーの取引清算を行い、新規口座開設・既存口座の機能停止も行いました。
その中の一部のお客様は保有ポジションの決済に関する事前予告を把握し損ねてしまい、やむなく期日に決済の対象となったというのが事実です。
多くの日本のトレーダーの方に選ばれているIronFXが日本撤退を行う事はありませんので、ご安心ください。
IronFX公式の見解からは、悪い評判は誤った情報であり誇張されたものだとしています。
確かにユーザーからの悪評は、事前通告を把握していなった人、誇張されたものや嘘の報告が混ざっていてもおかしくはありません。
しかし突然日本撤退を発表し、多くのユーザーを混乱させたことに対する謝意が感じられるものではありませんよね。
今後日本撤退を行うことがないと発表していても、いつ再び撤退するかわからない業者の利用は避けた方がよいでしょう。
世界各国でトラブル多発
IronFXは日本撤退騒動の前に、中国でもトラブルを起こしていたのです。
2013年頃IronFXは中国市場の開拓に力を入れていましたが
多額のマーケティング・プロモーション費用をかけたせいか、2013年の半ばから出金トラブル(出金拒否)が出始めます。
その後、未払い総額20~30億円に膨らみ、出金拒否を受けた多くの中国人顧客が一斉に暴動を開始しました。
このデモ事件の影響により、中国オフィスは閉鎖し、現地の中国人スタッフは600人解雇、本社の対中国人向けスタッフも100人解雇されました。
この事件についてIronFX側は「不正が発覚した中国人トレーダーの出金を停止していた」と公式で発表していて、出金拒否は事実ではないとしています。
その他、ヨーロッパや中東地域でも未払いが発生し、 ハンガリー・ポーランドの中央銀行から警告を受け、コロンビアでは営業停止処分を受けました。
どの事件もIronFX側は故意ではないとした見解を発表していますが、火のない所に煙は立たちません。
小さなトラブルの一つや二つは、どこのFX業者も抱えていることでしょう。
しかしこのように大きなトラブルがいくつも重なってしまうと、企業側の責任というほかありません。
このように世界各国でトラブルを引き起こしていたIronFXは、信頼できるFX業者ではないということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
口コミサイトではSCAM(詐欺)認定
IronFXは、世界中のFX業者の口コミサイト「ForexPeaceArmy」ではIronFXは詐欺業者(SCAM認定)とされています。
「ForexPeaceArmy」では、出金拒否などの報告がとても多いことから評判が著しく良くないなどの理由がない限り、このような詐欺認定は行われません。
- 出金の手続きがずっと「処理中」となっていて、いまだに出金対応をしてもらえていない
- IronFXは詐欺業者だ
- 大切な資金を無駄にしたくなければ、IronFXに入金するべきではない
- IronFXの口座に資金を預けている場合は、悪いことは言わないから、いますぐ利用を停止することをおすすめする
などの口コミがありました。
IronFXで出金拒否に遭っている被害者はとても多く、このような被害を避けたければIronFXの利用は避けた方がいい、ということがいえるでしょう。
IronFXのメリット
最大レバレッジ1,000倍
海外FX業者の平均レバレッジ500倍に比べて、IronFXのレバレッジは1,000倍。
またロスカット水準が20%と低水準。
ロスカット水準20%とハイレバレッジは相性がいいので、ギリギリまで取引を粘ることができることもうれしいポイントです。
ボーナスキャンペーンが豪華
IronFXでは、豪華なキャンペーンを開催しています。
- 100%無制限シェアリング・ボーナス *$500以上の入金
- 40%パワーボーナス($4,000まで) *$500以上の入金
- 20%Ironボーナス($2,000まで)
それぞれ入金額と同額のボーナスを受け取ることができます。
そのほか、定期的にトレーダーコンテストを開催しています。
大会期間中、最も利益を出した上位3名と取引量が最も多かった1名に賞金があたえられます。
ですが基本的に一般人とは無縁のコンテストと考えていただいて問題ないでしょう。
IronFXの会社概要
IronFXは、「Notesco Ltd.」という会社が運営する会社で、2010年に設立されました。
本社は、イギリスのロンドンに構えています。
グループ全体としてはヨーロッパ・アジア・アフリカなど180カ国でFXサービスを展開しています。
IRON FXは世界的なFX熱が過熱していった最中においてその営業開始直後から多くの顧客を獲得し、
現在に至るまでに高い知名度を得てきた巨大企業グループの1つです。
IronFXの日本人アカウント運営会社は、金融ライセンスを取得していません。
過去の事件や評判などを鑑みると、日本人アカウント運営会社でも金融ライセンスを取得してほしいところですよね。
安全性や信頼性にかけるなど、不安に感じる方はFXgiantsをおすすめします。
FXgiantsは世界最難関ライセンスと言われる英国金融行為監督機構(FCA)を取得しています。
審査基準が最も厳しく、イギリスの補償機関FSCSへの加入も義務付けられているので安全性は抜群と言ってもいいです。
FSCSに加入している場合、万が一業者が潰れてしまっても最大8.5万ポンド(約1000万円)を補償が義務付けられています。
これは、企業が請求を支払うことができない、またはできない可能性がある場合に、FSCSが補償を支払ってくれるんだよ!
FXgiantsが気になった方は、公式サイトを参考にしてみてください。
IronFXの口座開設方法
公式サイトより口座開設を行うことができます。
基本的な情報を入力して、口座開設が可能です。
口座開設時に、本人確認書類を提出する必要はありません。
しかし、口座開設ボーナスや出金時に本人確認書類が必要になってきますので、
あらかじめ「身分証明書(写真付)」「住所証明書」用意をしておくのがよさそうですね。
IronFXの口座タイプ
口座の種類は、以下の6種類になります。
- ライブ変動口座
- ライブ固定口座
- ライブゼロスプレッド口座
- STP/ECNノーコミッション口座
- STP/ECNゼロスプレッド口座
- STP/ECNアブソルトゼロ口座
ライブ変動口座
通貨ペアが最も多く、少額取引にも適した投機的な口座でスプレッドは変動制です。
最大レバレッジ1,000倍で取引でき、キャンペーンも対象です。
初回入金額によって口座ランクを上げることで、スプレッドが優遇されます。
ライブ固定口座
基本的な取引条件は、先ほどのライブ変動口座と同じです。
ただし、スプレッドは原則固定が採用されています。
こちらも初回入金額によって口座ランクを上げることで、スプレッドが優遇されます。
ライブゼロスプレッド口座
ライブ口座の中では、最もスプレッドが狭い口座です。
ただし、取引手数料は非常に高額です。
通貨ペアによっては1ロット片道21.5ドルも発生します。
また、最大レバレッジも500倍に制限され、キャンペーンは対象外です。
STP/ECNノーコミッション口座
状況に応じてSTP方式・ECN方式が自動で切り替わる口座です。
取引手数料は無料ですが、スプレッドがかなり広めに設定されています。
最大レバレッジは500倍ですが、キャンペーンは対象外です。
STP/ECNゼロスプレッド口座
状況に応じてSTP方式・ECN方式が自動で切り替わる口座です。
スプレッドが狭い代わりに、取引手数料が1ロット片道6.75ドル発生します。
こちらも最大レバレッジは500倍ですが、キャンペーンは対象外です。
一般的な海外FX業者にあるECN口座に近いスペックです。
STP/ECNアブソルトゼロ口座
IronFXの口座タイプの中で最も取引条件が有利な口座です。
スプレッドは他社のECN口座並みに狭い上に取引手数料も無料です。
初回入金額が5万円以上必要なので要注意。
それ以外のスペックはその他のSTP/ECN口座と同じです。
状況に応じてSTP方式・ECN方式が自動で切り替わります。
最大レバレッジは500倍ですが、キャンペーンは対象外です。
STP方式とECN方式の違い
引用:海外FXのアレコレ
海外FXで採用されているSTP方式とECN方式とは、トレーダーによる売買注文をFX業者がどのように処理しているのかという処理方法のことを指しています。
STP方式とは、一定のスプレッドを乗せたうえで価格を掲示する場合があること。
ECN方式とは、インターバンクの価格がそのまま掲示されるが、別途手数料が発生すること。
ライブ口座とは、相対取引決済にあたり、
STP/ECN口座とは、マーケット取引決算にあたります。
マーケット取引決済とは、売りたい人と買いたい人がそれぞれ複数いる場合の取引のこと。
IronFxのログイン方法
ログインは、公式サイトより可能で、
あらかじめ口座開設をする必要があります。
口座開設時に登録した、「メールアドレス」と「パスワード」を入力して
ログインすることが可能です。
IronFXの入金方法
入金方法は以下の5種類あります。
- クレジットカード/デビットカード(VISA/Master,JCB)
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
- ビットウォレット
- PerfectMoney
クレジットカードとデビットカードのみ手数料無料となっております。
ただし、国内銀行送金で、50,000円以上の場合は、入金手数料は無料となっています。
IronFXの出金方法
出金方法は、入金方法と同様5種類あります。
- クレジットカード/デビットカード(VISA/Master,JCB)
- 国内銀行送金
- 海外銀行送金
- ビットウォレット
- PerfectMoney
クレジットカード/デビットカードは手数料無料ですが、
海外銀行送金は、1900円~25万以上、0.8%手数料がかかってきますので、注意が必要です。
IronFXのスプレッド
スプレッドは口座の種類によって異なります。
USD/JPYのスプレッドを見ていきましょう。
口座種類 | スプレッド |
ライブ変動口座(スタンダード) | 1.4pips |
ライブ固定口座(スタンダード) | 1.8pips |
STP/ECN口座ゼロスプレッド | 0pips |
STP/ECN口座アプソルトセロ | 0.3pips |
ライブゼロスプレッド口座 | 0pips |
海外FX業者の最小スプレッド平均が1.64pips~、通常スプレッドの平均が2.18pips~なので、その口座も平均より狭いスプレッドとなっていることがわかります。
私おすすめの海外FX業者 FXジャイアンツの平均スプレッドは0.9pips!
FXジャイアンツは、審査が厳しいことで有名なイギリス「FCA(英国金融行為監督機構)」で金融ライセンスを取得しており安全性が高いうえ、さらに狭いスプレッドで取引することができますよ!
IronFXの口コミまとめ
このように、「取得ライセンスがマイナーさが気になる」「信託保全がないのも心配」など、あまりよくない口コミもありますが、
一方、「日本語の対応が丁寧!」「入金の手数料無料嬉しい」という評判も見受けられました。
やはり、日本から急に撤退したり、いまだに出金拒否の報告を受けるという話から
どちらかというとあまりよくない口コミが多いように思います。
私が個人的に気になったことは、IronFX公式サイトのあらゆるところに、「全ての取引にはリスクが含まれます。ご入金いただいた証拠金の全額を失う可能性があります。」という注意書きやポップがでてくることです。
どの業者にも注意書きはありますが、あまりにも多く注意書きが書かれていることから、また過去の事件のようなことが起こる可能性があるの?と不信に感じてしまうほどでした。
それでもIronFxが気になる!という方は、「※全ての取引にはリスクが含まれます。ご入金いただいた証拠金の全額を失う可能性があります。」の言葉は改めて念頭に置いておいたほうがよいかもしれません。
今回、IronFXと比較検討させていただいた海外FX業者 FXgiantsについて気になった方は、下記の公式サイトを確認の上、IronFXと照らし合わせてみてください。